コラムNo.2:住まいづくりの基礎マナー

家づくりは人生の一大事です。仕様や予算だけでも決めることがたくさんあって大変ですが、直前まで見過ごしがちなのが近隣へのマナーや儀式のこと。細かくは地方によっても違いますが、気を付けておくといいことを簡単にまとめました。

どうする?ご近所さんへのあいさつ

新築一戸建ての場合、気になるのが、施工前のご近所へのご挨拶は必要?ということだと思います。工事中は音や振動、工事車両の出入りなどでご近所にはご迷惑をおかけするので、ひとことご挨拶しておくと、住み始めたあとのご近所づきあいもスムーズです。 ご挨拶は、住宅メーカーの営業さんが行ってくれる場合があるので、まず相談してみましょう。忙しくて行けそうになく、お任せする場合もあるでしょうし、もし施主自身で、ということであれば同行してくれます。

持っていく挨拶の品としては、賃貸住宅の引っ越しの挨拶とそう変わらず、洗剤やタオルなど、範囲は、工事中の影響が多い向こう3軒・両隣・真後ろの家あたりが一般的です。

また、いざ家が建ってからの引越しの挨拶も、可能であれば、住み始めてからよりも引越しの2~3日前にするのがいいでしょう。引越し当日はバタバタしてしまいますし、引越し作業でご迷惑をおかけする可能性もあるからです。

地鎮祭とは?

地鎮祭は、土地の神様にその土地を利用させてもらう許可を得て、工事の安全と家の繁栄を祈願するためのものです。神主さんを呼んで土地の四隅に竹(忌竹)を立てて、縄で囲い祭場に、祭礼を行います。地鎮祭には、神主さんと施主、施工業者が出席する必要があり、初穂料(玉串料)、お供え物などの費用もかかります。

地鎮祭をするかしないかは施主の判断で、必ず行わないといけないというものでもありません。現に時代と共に、都心部では地鎮祭を行わない方もいるようです。また、地鎮祭分の費用が新築価格に含まれている場合もあるようです。

ただ、家作りは一生に一度あるかないかの大きなイベント。せっかくの機会なので、家づくりの思い出のひとつとして、経験してみるのもいいかもしれません。

上棟式の基本知識

上棟式は、家の土台が出来上がり、柱や梁などの骨組みが完成したあと棟木を取り付けて補強する際に行ないます。 昔は神主を招き、屋根の上で神事を行ったのち親戚・ご近所一同を集めての餅撒きや直会(なおらい)と呼ばれる宴会までの本上棟を行っていましたが、現在は略式で行われることがほとんどです。

略式は現場監督や棟梁が進行をつとめ、棟梁が建物の四隅の柱に水・塩・米・酒をまいて建物を清め、施主や関係者が祭壇前で二礼二拍一礼で祈願します。その後に施工に関わる職人さん達にお酒をふるまい、仕出しなどで簡単な宴会を行うことが多いようです。

上棟式も地鎮祭と同じで、しないといけないというものではなく、実際に都心部では減りつつあるようです。

しかし、施主、工事関係者が一堂に会して、これからいい家を建てるぞ!と気持ちをひとつにするには、上棟式はいいきっかけになります。家を建てることが、地域の共同作業だった時代から行われてきた上棟式を、関係者一同が建てた家の無事を願う場にしたい...という考え方はごく自然なのかもしれません。

分からないことも調べながら、自分たちなりに気持ちのこもった上棟式を行うことで、完成したマイホームへの愛着も深まるのではないでしょうか。


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