コラムNo.11:ペットと幸せに暮らせる家づくり

一緒に暮らす人にとっては、家族同然のペット。とくに、家にいる時間が長いペットたちにとっては、住まいが過ごしやすい場所であればそれだけ快適に、元気に暮らすことができます。
今回は、ワンちゃんとネコちゃんを中心にペットを飼っている人、これから飼いたい人のためのお家づくりのコツをまとめました。ぜひ新築やリフォームの参考にしてみてください。

居心地のいいペットの居場所づくり

昼間はお仕事をされていて、ペットはお留守番、というお家も多いと思います。飼い主が留守の間、ペットが部屋を行き来できるくぐり戸が付いたペットドアは、すでに取り入れられている方も多いかもしれません。ペットが通る部分が半透明になっているもの、必要に応じてロックを掛けられるものなど様々な種類があります。

また、リフォームでリビング収納などを作るときに、下部を空けてペットケージが入るようにしたり、トイレを見えないように置いたりする工夫もあります。これらはインテリア上すっきり見えるというだけでなく、ペットにとっても落ち着けるという利点があります。

新築でお家を建てるとき、もしかなうなら実現したいのが中庭スペース。ペットにとって、屋外に近い環境で過ごせて、かつ脱走の心配がありません。タイルを敷けば、メンテナンスや衛生面にもすぐれ、夏はひんやりと涼しく快適です。外に散歩に行くワンちゃん用に、ドッグスパ(専用の足洗い場)を設けてあげるのもいいでしょう。

また、ネコちゃん限定で言えば、登ったり降りたりの上下運動が大好きなので、キャットウォークを設けるとよいでしょう。壁や柱に足場を設けて、梁まで渡れるようにしたり、高所にくつろげる場所をつくってあげると喜びます。抜けた毛やほこりがたまりやすくもあるので、お掃除を想定して設置するのを忘れないようにしましょう。

においが気になるときは

家族以外の方がいらした時、意外に気になるのがペットのにおい。毎日暮らしていると気づきにくいので、日ごろから気を付けたいですね。とは言え、家族のためにもペットのためにも、防臭剤など人工的なものはなるべく使いたくない、という方は多いのではないのでしょうか。

そんな方が住まいづくりによく採用しているのが珪藻土です。珪藻土とは植物性プランクトン何百万年もの年月を重ねて化石化したもの。調湿機能、脱臭機能があるといわれ、最近では自ら塗る方も増えているようです。家族の手形と、家族の一員であるペットの足型も壁に押して、住まいづくりの思い出に残される方もいらっしゃいました。

また、お家を衛生的に保つためには、お掃除のしやすい素材を住まいに取り入れるのもよいでしょう。住まいの中でも、もっとも汚れやすいのが床ですが、いま新しいフロア材として注目されているのがボロン。液体をこぼしてもシミにならず、そのため、においも残りません。カーペットのように毛足の中に汚れが入り込むこともなく、万が一ペットが汚してしまってもさっと拭き取ることができます。ペットが走り回ってもへたりにくい耐久性の高さ、足に優しいクッション性の高さも嬉しいポイントです。

健康で長生きしてほしいから、人も快適に

ワンちゃんが約14歳、ネコちゃんが15歳※と、ペットの平均寿命は年々伸びる傾向にありますが、できればずっと健康で長生きしてほしい、というのが全ての飼い主さんの願いだと思います。

そのためにはできる限りストレスの少ない環境で、飼い主さんといい関係を築くことが必要です。つまり、ペット自身の居心地はもちろん、共同生活者である飼い主さんが快適であることも欠かせないのです。ちょっとした工夫を積み重ねることで、大切なパートナーであるペットと、末永く、楽しく...こんな暮らしをぜひ実現させたいものですね。

※一般社団法人ペットフード協会「平成25年度 全国犬・猫飼育実態調査結果(2013年)」による


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